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一次創作、二次創作などを載せております。
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自分の意志で始めたブログなのだから自由というものがある。
けれど掲げた看板と内容が違うのでは、それは来て下さる方を騙すに等しく、
不誠実では無いのか?




これ以降当ブログは、創作のみを置くブログとなります。



今までSSを期待され訪問して下さった方々、量、質共にご期待に添えないブログで申し訳ありませんでした。

創作と私感をしっかりと分け、これまで以上に精進していきたいと思っております。

どうか当ブログをよろしくお願いいたします。




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 銀髪が躍動し、ダンダンダンと小気味良い音が続く。

紅魔館のメイド長、十六夜咲夜の投擲する姿は見事であった。

彼女は間髪入れずナイフを投げ続ける。
あたかも五本のナイフが無限にあるかのように。

投げられたナイフは標的に刺さったかと思うと、
次の瞬間には彼女の手元に戻っており再び投擲される。


その奇術のタネも仕掛けも知っていながら、
森近霖之助は手際の良さに感嘆の声をあげた。

「お見事」

賛辞の言葉に霖之助のほうを向き軽く会釈をすると
また投擲を始める。


霖之助は飽きることなくその姿を眺めていた。

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「一杯の紅茶のためには、世界など滅んでもいい」
カップから口を離し、黒髪の少年は言った。 

「一杯の茉莉花茶のためには、世界など滅んでもいい」
カップから口を離し、色白の少女は言った。 

「一杯の珈琲のためには、世界など滅んでもいい」
カップから口を離し、長身の少年は言った。 

「え、えっと、一杯のココアのためには、世界など滅んでもいいっ」
カップから口を離し、小柄な少女は言った。 





そして、一杯の紅茶と茉莉花茶と珈琲とココアを残し、


――――世界は滅びた。





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※注意


作品によっては嫉妬・修羅場・病的な愛を描く過程で犯罪行為やバイオレンスな描写があります。
また成人向けな内容を含む場合があるので 未成年の方及び上記の内容に抵抗がある方は、閲覧を御控え下さい。

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プロフィール
HN:
森野 啓臣
性別:
男性
趣味:
小説を読んだり書いたり。
自己紹介:

学生の日常を中心にした一次創作と、東方(主に森近霖之助と彼を慕う少女達)の二次創作を載せていきます。

個人的に小説は読んで下さる方がいて初めて成立すると思います。
読者様への感謝を忘れず、読むことに値する文章を目標に精進します。
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